柱サボテン
特徴・ワンポイント豆知識
柱サボテンは,実際に「柱サボテン」という品種があるのではなく、柱状に育つサボテンを総称して呼ばれています。 ここで紹介している柱サボテンは,4~5の陵を持つ鬼面角という品種で,その園芸品種(ケレウス・ヒルドマニアヌス ヌーダム) でとげがあまりない鬼面角が流通しており,丸いフォルムととげとげしさがあまりなく,癒し系で人気です! サボテンが大きくなると,7~9月に白や淡いピンク色の花が咲きます。 乾燥に強く、水を少々忘れたくらいでは、ビクともしない育てやすい観葉植物です。4~5の陵を持つ柱サボテン。
管理方法
- 管理のポイント
- 多湿を嫌うので用土には通気性と水はけのよい土を使用します。自分でブレンドする場合は、川砂5:赤玉土(小粒)3:軽石(小粒)2、もしくは赤玉土(小粒)6:腐葉土2:川砂2などの割合で混ぜた土がおすすめです。
初心者であればホームセンターなどで販売されているサボテン用の土や多肉植物用の土を使用するのが簡単です。
水やりは生育期と休眠期で量やタイミングが異なります。
生育期である春から秋には、土が乾いたら鉢底から流れ出るくらいたっぷりと水を与えましょう。高温になる夏場は、日中に水を与えると株が蒸れて弱ることがあるので、朝か夕方以降の涼しい時間帯に水やりをします。
冬は柱サボテンが休眠期に入るため水やりの回数を減らします。3~4週間に1度の頻度にとどめ、乾燥気味に管理してください。気温が0℃を下回る場合は、完全に断水してもかまいません。
柱サボテンは葉や茎に水分を貯めているため乾燥に強く、定期的な葉水は必要ありません。
ただし、水やりを控える冬の季節や、室内の冷暖房の風による乾燥が気になる時は、霧吹きなどで水を吹きかけるとよいでしょう。 - 寒さに耐えられる温度帯
- 5℃以上
- 冬越し
- 室内の日が当たりやすい場所を確保し、室温も5℃以上を保つように管理して下さい。
- 肥料
- 生育期に緩効性化成肥料(置き肥)を1回与えて下さい。多肥は、成長が加速し形がくずれてしまうことがあるので禁物です。
- 植え替え
- 植え替えの適期は、4~5月頃です。
- 増やし方
- 温かく,湿度が低い時期に胴切りや挿し木で増やします。胴切りは切り口が乾燥してから,挿すと成功率が上がります。